1 August 2025
テクニカルな視点を存分に取り入れた、flapper3の実写撮影
flapper3は、モーショングラフィックスだけでなく、ミュージックビデオやステージ映像など、幅広いジャンルの実写映像制作にも力を入れています。企画はもちろん、ドローンを含む自社撮影機器を用いた撮影、編集までワンストップで制作しています。今回は、flapper3の撮影における強みやこだわり、これまで手掛けてきたコンテンツをご紹介します。
他にはない映像体験を追求する、flapper3の撮影技術
flapper3の撮影を担当しているのは、主に、ディレクターの矢向直大、島田檸檬、そしてテクニカルディレクター・猪股芳樹の3名。各々が持つ知識や技術を存分に生かし、撮影に臨んでいます。
flapper3がなにより強みとしているのは、実写にプラスアルファの技術を取り入れた特殊撮影です。CGを撮影映像と組み合わせたXR・ARライブや、ロボットアームを用いたミュージックビデオ撮影など、案件ごとに適切な撮影・演出手法を見出し、取り入れています。
レゲエパンクバンド「SiM」のオンラインライブ『SiM XR LiVE』では、大型LEDに投影された3DCG映像と、カメラで撮影した実際の映像をリアルタイムで合成するという、これまでにない撮影に挑戦。撮影する各カメラの動きに合わせてLEDに表示された映像の画角が変わるという、特殊な手法を用いて撮影を行いました。こうした現実空間にヴァーチャルを掛け合わせた撮影の制作実績も多く、flapper3の得意とするクリエイティブのひとつとなっています。
アーティストのミュージックビデオも、数多く手掛けています。CGやモーショングラフィックスを得意とするflapper3の強みを生かし、自社で演出効果を取り入れることも可能。また、寺嶋由芙の「ラブ*ソング」のミュージックビデオでは、撮影現場に設置した照明の制御を自社で手掛けるなど、映像演出における設備面での提案も行っています。
ディレクター自ら操縦に挑む、ドローン撮影
flapper3では、ドローンによる実写撮影も可能です。多数のフライト経験を持つ矢向と猪股を中心に、映像の企画構成、撮影場所の手配、撮影、編集までをワンストップで行っています。社内で保有しているドローンは3つ。ハイクオリティな映像が撮影できる大型ドローン、小回りの利く小型のドローン、そしてアクロバティックな映像撮影が可能なFPVドローンと、用途に合わせて適切な機器を用いて撮影しています。
flapper3のドローン撮影における強みは、ディレクターがイメージする「画」をそのまま映像に落とし込めるという点。一般的な撮影現場では、ディレクターがドローンオペレーターに指示を出しながら撮影が進行します。一方でflapper3は、ディレクター自らドローン操作が可能。そのため、よりコンセプトに即したクオリティの高い映像を撮影することができます。
「東京国際クルーズターミナル」の案件では、「船旅」や「水上の動き」をテーマに、ドローンによる空撮映像を撮影しました。俯瞰で美しい水の流れを表現できる場所の選定から許可取り、撮影、編集までを一貫して担当。カヌーや大型船の進む様子など、様々なシーンをシームレスにつなぎ合わせ、同施設に滞在する人々にとって心地よい空間を演出しました。
flapper3の撮影を支える、Tech Teamの技術力
こうした特殊な撮影や映像演出を支えているのが、ソフトウェアやプログラミング技術などに精通したメンバーが在籍するTech Team。ディレクターと共に撮影・演出の手法を考え、社内でイメージを共有しながらワンストップで案件を進行していくため、最初の提案から解像度を落とすことなく、映像を完成に導くことができます。
また、CGやモーショングラフィックスを得意とする会社でありながら、ドローンを含め数多くの撮影機材を所持している点もflapper3の特徴。自社の機材で検証や実験を繰り返すことができるので、知識と経験を積んだ上で撮影に挑むことが可能です。これからも新たな撮影手法にも挑戦し続け、他にはないクリエイティブな映像を提供してまいります。
MEMBER
INTERNAL
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CREATIVE DIRECTOR
NAOHIRO YAKO
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PRODUCER
LEMON SHIMADA
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TECHNICAL DIRECTOR
YOSHIKI INOMATA