東京国際クルーズターミナル
OVERVIEW
2020年9月10日、新たな東京の海の玄関口として江東区青海に誕生した「東京国際クルーズターミナル」。本施設に設置された大型LEDビジョンとLCDサイネージにて放映される映像を制作しました。
ターミナルを訪れるすべての人の心に届く“おもてなし映像”をコンセプトに、入港時・滞在時・出港時の3つのシチュエーションで、ターミナルの空間を演出。コンテンツの提案から撮影、映像制作、BGM制作のディレクションまで一貫して担当しています。
IMAGES
人々や新たに訪れる街との出会いを期待する 入港時の映像演出
入港時の映像は、ターミナルに降り立った人の期待感を醸成するような、サプライズある演出を心掛け制作にあたりました。
12画面のLCDサイネージに映し出されるのは、力士や歌舞伎役者といった日本を象徴する人物たち。インパクトのあるポージングやジェスチャーで、来訪者を出迎えます。その後は、ターミナルを出発した人が東京のランドマークを巡る「観光体験映像」へとシフト。東京タワーやスカイツリー、浅草の雷門といったターミナル周辺の観光地を巡る映像を、食や文化、人々の様子などを通して紹介していきます。
入港時という限られた時間の中で東京の魅力を存分に伝えるだけでなく、これから待っている新たな人々との出会い、新たな場所との出会いに期待感を抱くような演出を目指しました。
ターミナル滞在時も船旅の優雅なひとときを醸成
滞在時の空間演出は、「船旅」や「水上の動き」をテーマとした映像を制作しています。滞在する人々に優雅なひとときを過ごしてほしいという想いから、心地よい水の流れや船旅への憧れを感じてもらえるような映像を提案しました。具体的には、泳ぐ人やカヌー、大型船の進む様子など、ドローンによる様々な空撮映像をシームレスにつなぎ合わせ、美しい水の動きを表現。映像と音楽で建物全体に統一感を醸し出し、ターミナル全体がゆったりとした空間になるよう構成しました。
この映像は、3階に設置された大型LEDモニター用だけでなく、2階のLCDサイネージにも同時に放映できるよう、映像をサイズ違いで2パターン制作しています。大型LEDモニターで放映される映像には高い解像度が求められるため、8Kに対応した超高精細カメラ、ハイパードローンで撮影しています。このように、flapper3では最新の高性能機器を使用した撮影にも対応可能です。
観光の余韻に浸り、新しい旅のはじまりを彷彿とさせるお見送り
出港時の映像として何より意識したのは、旅での出会いや経験を思い出し、「また来たい」と感じるような演出です。旅行の余韻に浸るとともに、人の出会いと別れにフォーカスした映像など、よりターミナルや東京の魅力を伝えられるような映像を制作しました。
CREDIT
INTERNAL
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- DIRECTOR
- ART DIRECTOR
- ASSISTANT CAMERAMAN
- PROJECT MANAGER